【日中商報】9月5日、中日両国の友好交流の意義を乗せた盛会、上海文広国際伝播センター「中日新視界」の放送開始10周年記念式典が、日本の東京で盛大に開催された。中日両国の政界、ビジネス界、メディア界、学界、文化界から来た100人以上の友好機関の代表とゲストが一堂に会し、マイルストーンの意味を持つこの瞬間を共に目撃し、番組の10年間の中日交流分野の深耕の成果に喝采した。
中日両国を結ぶ重要なメディアの絆として、『中日新視界』の発展過程は中日民間交流の持続的な深化を目撃した。そのルーツをさかのぼると、1996年に上海放送局が中国初の日本語番組「中日の橋」を創設し、中日民衆のために初期の情報疎通ルートを構築した。2015年、番組は時代のニーズに合わせて『中日新視界』にバージョンアップし、現在まで放送を続けており、日本の主流視聴者の中で幅広い影響力を蓄積しているだけでなく、大阪、福岡、長崎、東京など多くの日本の都市テレビ局に着地し、中国の声、上海の物語をより現地の人々に近い形で伝えることに成功した。
10年間、『中日新視界』は終始「日本語で上海と中国の発展物語を語る」ことを核心とし、生き生きとした面白い番組形式を通じて、経済、文化、民生など多くの分野での中日交流の豊富な成果を全方位に展示してきた。常態化した番組の放送に加えて、番組は積極的に「出て行く」ことを行い、日本で多くの形式の豊富なオフライン交流活動を開催し、スクリーンの壁を打ち破り、両国の民衆が面と向かって相互作用することができ、本当に山海を越えた「中日友情の橋」となり、両国国民の相互理解と友好友情を増進するためにかけがえのない積極的な役割を果たした。 祝典の現場では、複数のゲスト代表が舞台挨拶に登壇し、番組の10年の発展に対する感慨と期待を分かち合った。
駐日中国大使館の張沛霖公参は「中日新視界」の価値を高く評価し、番組は生き生きとした内容で中日交流の成果を示し、両国国民に重要なコミュニケーションの架け橋を築いたと述べた。番組の未来について、張沛霖公参は「『中日新視界』が今後、言語を絆とし、都市を窓口とし、真実、立体、多角的に多角的に表現できる中国が、上海の最新発展情報を伝えるとともに、中日各界のより多くの分野での交流・協力を推進するためにより大きな力を尽くすことを期待している」と期待を寄せている。
日中協会の瀬野清水常任顧問は在中日本人の視点から、番組への感謝を述べた。彼は、「中日新視界」は在中日本人が上海での生活により早く適応し、現地社会に溶け込むために大きな助けを提供し、その貢献は「計り知れない」と率直に語った。同時に、「『中日新視界』が20周年、30周年を新たな目標とし、中日友好の架け橋を務め続け、ますます素晴らしいものになることを心からお祈りします」と番組に長い祝福を送った。 注目すべきは、今回の10周年式典で『中日新視界』の3冊目のバイリンガル図書『上海「不倒問」』が初公開され、現場のハイライトとなったことだ。この本は気軽で活発な質疑応答形式で、上海の都市発展、民生百態、文化的特色などに対する日本の視聴者の好奇心と疑問に正確に対応し、10月に正式に出版される予定で、今年のフランクフルトブックフェアにも登場し、日本の人々ひいては国際社会に上海を理解するために新たな良質な読み物を加える予定だ。
今回の式典には中日各界の代表が積極的に参加し、大阪、静岡などの日本の地方県や市の代表、花王、吉本興業などの有名企業の責任者、そして日本の俳優、歌手の荒木由美子などの文化界の友好的な人々が続々と来場した。2019年に番組のインタビューを受けた荒木由美子さんは、現場で「今日は『中日新視界』10周年の重要な祝祭であり、すべての人が祝うべき日であり、この瞬間を目撃できて心から嬉しい」と喜びを隠さなかった。在日中国人歌手の謝鳴さんは「『中日新視界』は一貫して中国の情報発信に力を入れている。このような番組は非常に意義があり、ぜひずっとやっていきたい」と感慨深げだった。